高校で学ぶ発達障がいのある生徒のための
社会参加をみすえた自己理解
「よさ」を活かす指導・支援
著者名 | 小田浩伸 監修 大阪府教育委員会 編著 |
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ISBNコード | ISBN978-4-86371-555-4 C3037 | |
判型/頁 | A4判/126頁 2色刷 | |
発売日 | 2020年9月20日発売 | |
定価 |
- 発達障がいのある生徒の高校卒業後の進路先での困りの軽減や、必要に応じて周囲に適切な支援を求める力の育成をめざし、生徒の自己理解の促進と、自尊感情や自己肯定感を大切にした指導・支援について、理論編、事例編、資料編の3部構成で編纂。とりわけ事例編は、職員研修での活用をみすえ、進学先・就職先での困りをもとに、「高校で取り組むべき指導・支援」について協議を深めることができる構成になっている。校内研修・教職員研修のテキストに最適!
- 目次
- はじめに
- 1 理論編 発達障がいのある生徒への適切な指導・支援のために
- 1.「困っている生徒」への気づきと支援
- 【1】生徒の困りに気づくためのポイント
- 【2】発達障がいについて
(1)【ASD】自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障がい
(2)【ADHD】注意欠如・多動症
(3)【LD】限局性学習症/学習障がい
(4)【DCD】発達性協調運動症/発達性協調運動障がい - 2.障がいのとらえ方の変化と国内外の法整備・学習指導要領
- 【1】障がいのとらえ方
- 【2】障害者の権利に関する条約への批准と国内の法整備
- 【3】障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律
(1)不当な差別的取扱いの禁止
(2)合理的配慮の提供 - 【4】改正発達障害者支援法
- 【5】教育分野における国の動き
(1)インクルーシブ教育システム構築に向けた国の動き
(2)新しい高等学校学習指導要領 - 3.高校における発達障がいのある生徒の指導・支援について
- 【1】早期のアセスメントの重要性
(1)的確なアセスメントのために
(2)発達障がいのある生徒への気づき
(3)生徒の実態把握
(4)愛着形成の課題について - 【2】有効な支援体制づくり
(1)校内支援体制の構築
(2)支援教育コーディネーターの役割
(3)高校と支援学校の効果的連携 - 【3】個別の教育支援計画・個別の指導計画の作成と活用
(1)個別の教育支援計画の作成
(2)個別の指導計画の作成
(3)効果的な引継ぎ - 【4】「ともに学び、ともに育つ」教育の意義(集団づくり・仲間づくり)
(1)教員が率先して関わり方のモデルとなる
(2)安心して学べる集団づくり
(3)環境変化をきっかけとした自己理解の促進
(4)集団場面を活用した自己理解
(5)生徒間での気づき合い - 【5】保護者との連携
- 【6】キャリア教育の充実に向けて
(1)困っている生徒への指導・支援のために
(2)生徒の成長に合わせて変化する支援
(3)生徒の自尊感情・自己肯定感を大切にする
(4)自己理解を進めるポイント
(5)余暇活動の充実に向けて
(6)卒業後をみすえた関係機関との連携 - 4.社会参加をめざして
- 【1】社会参加に向けた進路希望の整理
- 【2】就職希望生徒への指導・支援の留意点
(1)働くことを想定した支援
(2)就労に向けたスキル 〜職業準備性〜
(3)職業適性の把握とマッチングの重要性
(4)職場体験実習のすすめ
(5)職場定着に向けた支援 - 【3】進学希望の生徒への指導・支援の留意点
(1)高校と大学の違い
(2)困ったときに相談窓口を活用しやすい環境を整える - 【4】発達障がいのある生徒の社会参加をみすえた自己理解のために
- ■コラム
- (1)2E教育について −二重の特別支援−
- (2)大阪府障がい者差別解消ガイドラインにおける「3つめの類型」
- (3)高校における通級による指導について
- (4)大阪府における取組み「高校生活支援カード」 その1
- (5)大阪府における取組み「高校生活支援カード」 その2
- (6)校内支援会議における情報共有の取組み例
- (7)校内支援体制の構築 その1 −学校全体で生徒を支える−
- (8)校内支援体制の構築 その2 −ひとりで抱え込ませないで−
- (9)大学入試センター試験における受験上の配慮
- (10)中学校から高校への引継ぎについてのそれぞれの思い
- (11)つながる力の育成 −仲間づくり− その1
- (12)生徒の自尊感情の高まりを意識した取組み例
- (13)つながる力の育成 −仲間づくり− その2
- (14)支援学校の取組みを活用する
- (15)大学における体験プログラム −ASDを対象とした取組み例−
- 2 事例編 指導と支援の実際
- 事例編について
- 事例の構成
- 事例のみかた
- 1 事例編を活用した研修に向けて
- 2 参加体験型研修の進め方
- 3 協議の進め方
- 【事例】
- 1 大学のレポート課題提出で…
- 2 大学の履修登録で…
- 3 大学の定期考査で…
- 4 大学の講義で…
- 5 就職先で同じ質問を繰り返す
- 6 就職先で何度も遅刻する
- 7 整理整頓ができない
- 8 シフト勤務の調整で…
- 9 休日の過ごし方
- 10 大きな声や物音によって仕事に集中できない
- 3 資料編
- No.1-1 高校生活支援カードの概要
- No.1-2 高校生活支援カード 様式例
- No.2-1 個別の教育支援計画【高校版】記入例
- No.2-2 個別の教育支援計画【高校版】様式例
- No.2-3 高校生活支援カードを活用した個別の教育支援計画の作成
- No.3 生徒の状況把握シート 様式例
- No.4-1 個別の指導計画【高校版】記入例
- No.4-2 個別の指導計画【高校版】様式例
- No.5-1 生徒の実態把握ツール例(1)(生徒が記入するチェックシート)
- No.5-2 生徒の実態把握ツール例(2)(教職員が記入するチェックシート)
- No.6 高等学校における通級による指導について(制度概要)
- No.7 高等学校における通級による指導実践事例
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(日本肢体不自由児協会) - 子ども主体の子どもが輝く授業づくり3
- 10/8産経新聞 記事
- 社会参加をみすえた自己理解
- 10/6大阪日日新聞 記事
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